第6回 WEBサイト公開時に利用すべきGoogleサービス
Google Search Console
利用する目的は?
WEBサイトを公開した際、暫く日数がたつとそのWEBサイトがGoogleの検索結果に表示されます。
しかし、運営者としてはすぐに検索結果に出てほしいですし、早く複数の訪問者が来てくれることを望むはずです。
そんな時に、その手助けをしてくれるのがこの『Google Search Console』です。
上記の目的以外にも、ユーザーがサイトに訪れる前の貴重なデータを取得し、SEO対策を行う際の参考にできます。
SEOとは、”Search Engine Optimization” の略であり、検索エンジン最適化を意味する言葉です。検索結果でWebサイトがより多く露出されるために行う一連の取り組みのことを”SEO対策”と呼びます。
WEBサイトを公開すれば、アクセス数を上げなければいけない
↓
Google検索結果の1ページ目に表示したい
↓
SEO対策をしなければいけない
↓
『Google Search Console』を参考にして対策を行う
というのが利用までの流れです。
WEBサイトというのは、公開して終わりではなく、人に見られてやっと価値が出るものですから、このようなサービスを利用する必要があるというわけです。
利用方法
最新の『Google Search Console』では、自動的に『Googleアナリティクス』との連携されるので、事前にアナリティクスを登録している場合、所有認証が省略できます。
『Googleアナリティクス』の登録方法がわからない場合、以下のページを参考にしてください。
第四回講義 Googleサービスを知り、WEBサイトに利用する
上記の登録手続きが完了したら、Googleアカウントにログインした状態で以下のページにアクセスします。
Google Search Console
アクセスが完了したら、公開サイトを登録してみましょう。
手順は以下の通りです。
- 画像1 サイトURLを入力し、『プロパティを追加』をクリック
- 画像2 所有権の自動確認が完了したら、『プロパティに移動』をクリック
- サイトマップを作成し、ページを用意する
サイトマップ作成方法(WordPressの場合) - 画像3 サイトマップのURLを入力し、『送信』をクリック
以上になります。
後日、『Google Search Console』ページにアクセスすると、解析情報が表示されているので、確認してください。
解析情報の有効利用は、以下の記事が参考になります。
Google Search Consoleを使って検索結果を改善する糸口を見つけよう | ワードプレステーマTCD
【初心者向け】Googleサーチコンソールとは?登録方法&使い方を画像で解説【2019年最新版】- サチコツール – 俺のSEO対策
Google広告
利用する目的は?
前述したSEO対策というのは思った通りに行くわけではなく、なかなかいい位置に表示されることはありません。
そんな時に、1クリックいくらという広告を利用すれば、訪問ユーザーを増やすことができるというのが『Google広告』の利用目的といっていいでしょう。
広告表示例
Google検索結果の広告枠
狙った地域、キーワードの検索結果に表示されます。
画像では3ページ目のページ下部に表示されていますが、クリック単価を上げることにより、表示位置が変更させられます。
ディスプレイ広告(画像広告)
WEBページやスマホアプリ等、表示箇所は様々。
表示形式に応じた目を引くデザインを意識する必要があります。
利用方法
Googleアカウントにログインした状態で以下のページにアクセスします。
Google 広告
アクセスが完了したら、広告掲載の直前まで手続きを行います。
手順は以下の通りです。
- 画像1 『今すぐ開始』をクリック
- 画像2 広告の主な目標をクリックし、開かれたタブ内のを『目標を選択』をクリック
※今回は「ウェブサイトでの商品購入や申し込みを増やす」を選択します - 画像3 ビジネス名(WEBサイト名)とウエブサイトURLを入力後、『次へ』をクリック
- 画像4 ターゲットとするユーザーの所在地を選択し、『次へ』をクリック
※今回は「拠点からの半径で指定」とし、日本、石川県小松市から半径25kmを選択(画像5) - 画像6 お客様の業種に広告内容を記入し候補を選択すると、『この広告で宣伝する商品やサービス』枠におすすめが表示されるので、クリックで選択、『次へ』をクリック
※ここの箇所は文字での説明が難しいので、触ってみて工夫しましょう - 画像7 広告を作成、各入力欄に必要な情報を入力後、『次へ』をクリック
- 画像8 広告の予算を設定し、『次へ』をクリック
- いままで入力してきた広告設定を確認し、問題がなければ『次へ』をクリック
- 最後にお支払い情報を入力し、『送信』をクリック
広告の掲載後は、状況を見て予算を変更したり、地域を変えてみたり、文言を変更したりと調整して効果的な広告となるようにしましょう。
データを解析して上手に運用しないと、すぐに予算金額に達してしまい、広告の無駄打ちとなってしまいますので気をつけましょう。
Google広告の有効利用は、以下の記事が参考になります。
リニューアルしたばかりのGoogle広告の使い方 ~設定をしないと、無駄に広告予算が消えてしまう可能性も!~ | 毎日マーケティング
初心者必見!Google AdWordsの基本の使い方を分かりやすく紹介 | アドリス
Google AdSense
『Google AdSense』は、自分のウェブサイトに広告を掲載するだけで収益が得られる無料のサービスです。
利用する目的は?
端的に表すとアフィリエイト目的に利用するサービスになります。
成功報酬型広告(せいこうほうしゅうがたこうこく)、アフィリエイト・マーケティング、アフィニティ・プログラム、アソシエイト・プログラム、アフィリエイト・プログラムとは、特にインターネットのWWW上における広告形態をさし、ある広告媒体のウェブサイトに設置された広告によってウェブサイトの閲覧者が広告主の商品あるいはサービス等を購入し、生じた利益に応じて広告媒体に客引きの成功報酬を与える一連の形態をさす用語。単にアフィリエイト (affiliate)、縮めた形でアフィリ、アフィと呼ばれることが多い。
要するに、自分のWEBサイトに広告枠を設置してあげるので、クリックされたり効果があれば、見返りとして報酬をください、というのがアフィリエイトです。
最近でわかりやすいものというと、YOUTUBEの動画再生時に見られる広告動画もアフィリエイトになります。
あの広告動画があるから、Youtuberは利益を得られるわけです。
そのアフィリエイトを利用するうえで最も一般的なのがこの『Google AdSense』になります。
アフィリエイトの表示例
実は、当サイトでもアフィリエイト広告は表示されています。
以下の画像がその表示例です。
このように表示された画像をクリックすることにより、当塾の収益が少しずつ増えるという事です。
利用方法
Googleアカウントにログインした状態で以下のページにアクセスします。
Google AdSence
アクセスが完了したら、広告掲載の直前まで手続きを行います。
手順は以下の通りです。
- 画像1 『お申込みはこちら』をクリック
- 画像2 お申込内容を入力し、『保存して次へ』をクリック
※メールアドレスは現在ログインしているGoogleアカウントのアドレスを入力しましょう - 画像3 国を「日本」で選択し、利用規約に同意して『次へ』をクリック
- 画像4 支払先住所の詳細を入力し、『送信』をクリック
- 画像5 電話番号を入力し、『確認コードを取得』
※電話番号が「090-1234-5678」であれば、「+819012345678」と入力する必要があります - 画像6 受信した確認コードを入力後、『送信』をクリック
- 画像7 書かれた指示通り、コードを張り付け、『サイトにコードを貼り付けました』にチェックを入れ、『完了』をクリック
- 画像8 コードが問題なく確認されると画像の表示になるので、『閉じる』をクリック
- 画像9 この画面になったら登録完了です。審査が終わってアカウントが有効化されるまで待ちましょう
審査完了までどれぐらいかかるかは不明な点があり、サイトとして体裁をなしていない(ブログとして記事数が少ない、サイトとして情報が少ない等)場合には審査が下りないこともあるので、気をつけましょう。
これについて詳しい記事があるので参考にしてください。
Google Adsenseの攻略ガイド!アドセンス申請方法と審査基準のまとめ|WordPressテーマ「JIN」の設定マニュアル
グーグルアドセンスの審査に通らない!厳しくなった審査基準のための対応策はこれだ! | インターネットビジネスで自由に生きる!会社を辞めて海外移住したJINのブログ
まとめ
- サイトを公開したら、まずはGoogleアナリティクスに登録、そのあとにGoogle Search Consoleに登録しよう
- Google Search Consoleの設定で、サイトマップは必ず登録しよう
- Google広告は正しい知識を持って利用しよう
- Google AdSenseとはアフィリエイト目的に利用するサービスである
- AdSenseには審査があるので、それ相応のWEBサイトが完成してから登録しよう
今回の講義では、サービスを利用する直前までの登録処理を紹介しました。
実際に利用するとなると、設定が細かかったり、個人的な考えによって内容を変更することが多いので、実戦で学ぶのがいいかと思います。
登録したからには利用するでしょうから、先に登録方法を学んだという事です。
次回講義までの自主学習
学習サイトをピックアップしたので、以下のリンクから自分に合ったものを使って自主学習しましょう。
HTML & CSS | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]
HTML/CSS入門編のレッスン一覧 | プログラミング学習サービス【paizaラーニング】
HTML入門 (全15回) – プログラミングならドットインストール
CSS入門 (全17回) – プログラミングならドットインストール
実践!ウェブサイトを作ろう (全16回) – プログラミングならドットインストール
STEP UP!!
はじめてのJavaScript (全11回) – プログラミングならドットインストール
JavaScript入門編のレッスン一覧 | プログラミング学習サービス【paizaラーニング】
JavaScript | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]
Bootstrap 4入門 (全22回) – プログラミングならドットインストール
さらにSTEP UP!!
PHP入門編のレッスン一覧 | プログラミング学習サービス【paizaラーニング】
PHP | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]
PHP入門 (全30回) – プログラミングならドットインストール
理想はすべてのレッスンをやることです。
今は目で見て手で触れる時間を増やすときなので、時間が許す限りやってみましょう。